【岡バラ通信】Vol.4 「楽な姿勢を探そう 実践編」
岡バラ通信Vol.3で紹介した「姿勢の話」の続き。
自分自身で楽な姿勢を見つけるにはどう良いのでしょうか?
そもそも、楽な姿勢ってどんな基準があるの?
そこで今回は、ご自身の体を使って楽な姿勢を探せるサポートをしていきたいと思います。
早速ですが、楽な姿勢の基準を説明したいと思います。
楽な姿勢とはズバリ「呼吸」が楽な姿勢です。
楽な姿勢を取れば呼吸が楽になり、
呼吸が楽な姿勢を取れば楽な姿勢になります。
では、どうすれば呼吸が楽な姿勢を探せるのか?
それは岡バラ通信Vol.2でお話しした「人の体の動きの基準」と密接に関係しています。
岡バラ通信Vol.2では「人の動きは3つの回転運動の組み合わせ」だと説明しました。
前後、左傾・右傾、左捻・右捻。
これら3つの回転運動が主となって体が回転運動をしています。
それでは実際に、ご自身の体を動かしてみましょう。
まずは立位でも座位でもかまいません。
いわゆる「キチッとした姿勢」で深呼吸をしてみてください。
この時の、空気が肺やお腹に入ってくる感じや時間を
なんとなくでいいので把握しておいてください。
では次に体を前屈、もしくは後屈してみましょう。
前屈したほうが後屈するより楽だと感じれば、
あなたの前後の動きは「前屈したほうが楽な状態」だといえます。
逆に、前屈するよりも後屈するほうが楽だと感じた場合、
あなたの前後の動きは「後屈したほうが楽な状態」だといえます。
それでは同じ要領で、左傾と右傾の傾き、左右に体を傾け、どちらが楽か確認してみましょう。
最後に、体を左右に捻ってどちらが楽に捻れるかを確認します。
これらの3つの動きを確認したら、
それぞれの行きやすい向きに体を動かしてそのままの姿勢をキープします。
例えば前屈、右傾、左捻が楽だと感じたら体を前に曲げ、そのまま右に傾け、さらにそのまま左に捻ります。
その「ご自身が楽だと感じた姿勢」を取ったら、そのままの姿勢で深呼吸をしてみてください。
すると「キチッとした姿勢」を取ったときよりも遥かに多く、
長い時間空気が入ってくるのを実感できるはずです。
ここまで説明した「呼吸が楽な姿勢」。
これを探して深呼吸を3回する。
すると今度はキチッとした姿勢で深呼吸しても、楽な姿勢の時と同じくらい呼吸が楽になります。
ぜひ1日数回で構わないので、楽な姿勢を探して3回深呼吸をする。
これを続けてみてください。
体に酸素が行き渡りやすくなり、仕事や勉強に入り込みやすくなるはずです。
ぜひ、騙されたと思って実践してみてくださいね!