岡バラ通信 Vol.7「痛みってなんだろうPart.3」

前回までの痛みのお話は、どちらかというと「人の動き」や「生活」の中で痛みが出てしまう場合の原因や対策でした。
今回は少し、痛みに対する考え方というか、もっと痛みの根本的な話をしていきたいと思います。

まず、例えば怪我や病気などの様々なイレギュラーが体に発生した場合、
もし痛みを感じることができなかったら、どうなってしまうでしょうか?

…考えてみると恐ろしいですよね。
骨折、捻挫、内臓疾患、風邪による喉の炎症など、痛みが出そうな症状を挙げていけばキリがありません。
でも、これらの症状で痛みが出るのって、普通に生活していれば当たり前のことだと感じませんか?

ではでは、もしこれらの症状で痛みがなかった場合、
どうなってしまうでしょうか?
…大変なことになりますよね。
おそらく修復不可能になって、
活動が停止するまで動き続けることができてしまいます。

こうやって考えると、実は「痛み」って、
人が生きていくうえで物すごく重要な要素だということが分かります。

痛みがあるから病院へ行く。
痛みがあるから休息を取る。
痛みがあるから無理をしない。

我々の体は異常を自分自身で感知して、「お前、そろそろ休めよ」と痛みで教えてくれているのです。

そんなふうに考えると、痛みって意外と体や脳に備わった凄い機能だということに気付かされます。

ネガティブなイメージが多い「痛み」ですが、痛みのお陰で様々な体の不調に気付くことができ、対処することができます。

ですので、ぜひ痛みを忌み嫌わないで、せっかく体が教えてくれる情報を察知して、人生に痛みを役立ててあげてみてください!

「痛みが出るのは体が脳が正常に機能している証拠」です。

皆様も痛みに怖がることなく、むしろ痛みを出してくれるご自身の体に感謝しながら、快適な生活を送ってくださいね!