岡バラ通信 Vol.6「痛みってなんだろうPart.2」

快適な日常生活を送るにあたって非常に厄介な″痛み″。
この″痛み″を岡バラ的解釈で紐解いていきたいと思います。
今回はその第2弾となります。

前回お話しした痛みのお話。
では具体的に、どのようなことに気をつけて生活をすれば、痛みを出しにくい生活を送ることができるのでしょうか。

「なるべく痛みを探さない」ということは大前提として、
それでも日常生活の中でよくする動き、
例えば「キッチンの上のほうにある物に手を伸ばして取ろうとすると、肩に痛みが走る」「床に落ちた物を拾おうと前屈すると、腰が痛くて拾えない」
など、普段の動きの中で痛みが行動や運動に制限をかけてくることがあります。

そんな日常生活の中での動きで痛みが出てしまうとすると「痛みを探す、探さない」の騒ぎではなくなってしまいますよね。

果たして、そういった″誰でもいつでもするような行動″で
痛みをなるべく少なくする方法はないのか……。

実は"ある1つのこと"に気をつけてあげると、
それらの痛みを感じる可能性を下げられるのです。

それは、物との「距離」です。

高い物を取るために腕を上げる時、取りたい物のなるべく真下に体を持っていき、物との距離を自分の体から″1番近くなるところ″で腕を上げる。

床に落ちた物を拾う時は、拾いたい物の真上に体を持っていき、腰だけではなく、膝も曲げて拾ってあげる。

テーブルの上の物を移動させたいときは、移動させたい物の正面に立ってから持って移動させる。

これらの例を見てみると「なんだ、そんなことはやってるよ」と思うかもしれません。
しかし取ろうとしている物が小さかったり、移動させようとする物が軽かったりすると、意外とその物との″距離″が離れたところ(遠いところ)から腕を無理矢理伸ばしたり、腰を変な格好で屈めてみたり……。
そういった積み重ねが、いつしか痛みとして体に訴えかけてきます。

「そんなに高くないから」「小さくて軽いから」……、などと侮って物との距離を離していると、いつか文字通り″痛い目″に遭います。

ぜひ皆様も物との″距離″を近くして、
自分自身の体の負担を少なくしてあげてくださいね!