岡バラ通信 Vol.16「良い人」

岡バラでは施術そする際、
ほとんどのお客様と“会話”をしながら施術させていただくことが多いのですが、
その会話の内容は、身体の状態やバランスのお話はもちろん、
最近あった出来事、仕事の話、部活動での仲間や先生方との関係性、美味しい飲食店等など、
意外と身体に関係がなさそうなプライベートな話で盛り上がることが圧倒的に多いと思います。

初めて来店された方とは、岡バラ的な身体の見立てを説明させていただくことが多いのですが、
回数を重ねていくうちに、そういった身体やバランスの話よりも、
そういった所謂“世間話”をさせてもらうことがほとんどです。

我々としましても、プライベートなお話や悩みの相談をされると、
「お客様とある程度の信頼関係が築けているのかな」と嬉しく思うのですが、
そんなとき、よくお師匠さんがおっしゃっていた
「上手な治療家ではなく、良い人になりなさい」
という言葉を思い出します。

施術をしていくうえで、どうしても“上手くなりたい”“自分だけの技を編み出したい”などと
“技術”のほうへ気が向いてしまいがちですが、いくら手技が上手で結果が出たとしても、
お客様との信頼関係ってなかなか良くなるわけではないと思っています。

ですが、これは地域性も多少関係しているのかなと思います。
特に私達が住んでいる東北地方では、どちらかというと、「疲れている」「身体がすごいことになっている」など、その方が、我々の店に来てくださるまでの大雑把に言ってしまうと
「疲れ」を認めてあげることで喜んでくださる方が多い気がしています。

おそらく東北地方の方々は、真面目で手を抜かない方が多いためだと思いますが。

以前、東京の先輩先生から、都会では「ひどい体ですね」的なことを言うと、
「自分の体は大丈夫なのだろうか……」と、
えらく心配してしまう人が多いという話を聞いたことがあるので、
我々が東京などに進出し、今のノリで仕事をすると、大変なことになるでしょう。

結局、その地域・人によって、
おそらく師匠がおっしゃっていた「良い人」はそれぞれ違うのではないかと最近強く思います。

そういった中で、なんとなく施術中の私達をある程度信頼してくださり、
プライベートな相談などをしていただけると、
少し師匠が言った「良い人」に近づけているのかなと感じています。

これからも一人一人多様な「良い人」になれるよう、鍛練していきたいものですね!